火山の形とマグマの性質についてわかりやすく解説します!
2024.02.15
#教育 #中学生向け
日本は世界有数の火山大国であり、地球上の活火山のうち約7%が日本に存在しています。火山の形や噴火の様子は、地下にあるマグマの性質によって異なります。この記事では中学地学の内容に沿って、火山の形やマグマについて解説します。
火山とは
火山は地下深くのマグマが地表や水中に噴き出すことで作られる地形です。マグマは岩や石が溶けたドロドロの物質で、地下数kmにはマグマだまりがあります。
火山の形について
溶岩ドーム
形: おわんを伏せたような形
マグマの粘り: 強い
噴火の強さ: 強い
代表的な火山: 雲仙普賢岳、昭和新山
粘りの強いマグマが押し上げてできた火山で、火口付近で固まったマグマが溶岩ドームを形成します。噴火は爆発的です。
成層火山
形: 円すい型
マグマの粘り: 中間
噴火の激しさ: 中間
代表的な山: 富士山、桜島、浅間山
溶岩と火山灰が交互に積み重なり、整った三角の形を作ります。日本の火山で最も多いタイプです。
盾状火山
形: なだらか
マグマの粘り: 小さい
噴火の激しさ: ゆるやか
代表的な山: キラウエア火山(ハワイ)
盾状のなだらかな形状で、サラサラとした玄武岩質マグマを持ちます。噴火はゆるやかで、広範囲に影響があります。
マグマと火山噴出物
- 溶岩: 火口から出たマグマ
- 火山ガス: 二酸化炭素や水蒸気
- 火山弾: 2mmより大きい個体
- 火山灰: 小さい粒個体で2mm以下
火山灰は色や形の異なる粒が混ざり、広範囲に降り積もります。年代を調べる手がかりにもなります。
マグマの性質について
マグマの粘り気は含まれるガラス状の物質(二酸化ケイ素)の量によって決まります。ガラス質が多いと粘り気が強く、少ないと粘り気が弱くなります。
まとめ
火山とマグマの性質を理解することで、火山の形や噴火の様子が分かりやすくなります。日本の火山についても調べてみると良いでしょう。